キキョウのポケモンセンターで待ち合わせ。
というより、マツバがハヤトを迎えに行くといった方が正しいのかもしれない。
とにかく、今日、二人は会う約束を取り付けたのだ。
久しぶりの二人きり。

が、それはマツバがポケモンセンターに辿りついた時に起こった。



――降る雨がいつか止むように――



突然の雨。

出かける時は確かに雲一つない青空だったはず。
秋の季節と女心は変わり易いと言うが…
何もこんな時に限って降ってこなくても良いのに。

ハヤトは心の中で悪態をついた。

「ハヤト、どうした?しかめっ面して。」
「あっ、いや、なんでもない。」
知らず知らずのうちに、雨に対する不満を表情に出してしまっていたらしい。
マツバに言われてハッと気づいたハヤトはふるふると頭を振り、気を確かめる。
忙しいジム稼業の中、珍しく二人とも休みが取れたのだ。
この時間を無駄にするわけにはいかない。
「雨降ってきてしまったね…傘も持ってきてないし、暫く動けないな。」
残念そうに呟くマツバ。
ハヤトはしゅんとして耳を垂れた。
そんなハヤトの様子に、マツバは慌ててフォローを入れる。
「大丈夫だって。雨でも十分楽しめるだろ?」
「まあ…そうなんだが…。」
言葉とは裏腹に、ハヤトの表情はまだ険しい。
マツバは苦笑して、ポンっと軽く、黒い頭を撫でた。
「それに、すぐ止むさ。雨は降っているけど、陽は出てるだろ?」
そう言ってマツバは、成り行きで雨宿りをさせてもらっている、ポケモンセンターの入り口の方を指さした。
自動ドアから、透けて太陽の光が差し込んでくる。
未だ雨は降ったままだけど。

でも、どんな大雨もいつかは晴れる。
まるで嵐が通り過ぎたかのように、降った痕跡は少量の水溜まりしか残さずに。
そして、雨が上がった後には……――――

「ハヤト。」
呼びかけられてハッと気がつく。

行こう。
そう言ってマツバはハヤトの手を握り、急くでもなく、だけどゆっくりでもなく外に飛び出した。
そこには、今まで雨が降っていたのが嘘のような白い雲と青空。
外の新鮮な空気を胸一杯に吸い込む二人。
確かに換気はされていたけれど、やはり外の空気と室内では全く違う。

「あ、マツバ!あれ!」
外の爽やかな風に毒気を抜かれたのか、ハヤトが意気揚々とした顔で東の空を指さす。
そこには、綺麗に並んだ二つの虹。
それはまるで並んでそれに魅入る彼らのよう。
けれど、決して交わることのない虹とは違い、彼らは共に触れることが出来る。
今もまた、お互いの手を振り解けないよう固く握りしめて。


雨が降る空も、いつか雲一つなく晴れるように。
そして輝く虹が出るように。


彼らも今、曇りなく輝いて。





たいへん長らくお待たせ致しました。
おまけにSSSS程の短さで申し訳ありませんm(_ _)m
おまけに・・ラブ…でしょうか…。
ただのほのぼのになってる気が…(ギャア)
後ほど…書き直させて頂きたいかと(だったら上げるな)


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